昨日市道を車で走っていると、見慣れない車両が目についたのです。「何じゃありゃ? バイクでもないし、耕運機でもないし。。。」ノーヘルで車道をチンタラ走ってました。あまりに奇妙な乗り物でしたので、後を付いて行って運転手(いや、操縦士かな?)に聞いてみました。すると・・・
四輪バギーとは・・・
四輪バギーとは、atvのこと
四輪バギーとは、atvatvのことです。これは、、All(全て)、Terrain(地形)、Vehicle(車両)の頭文字をとったものであり、全地形対応車両ということになります。つまり、公道を走ることより、オフロード(砂浜、泥道、山道、雪道)などを軽快に乗りこなすスポーティーな車両ということが出来ると思います。最近ごく一部の地域でこの四輪バギーが密かなブームとなっているようです。このページでは、四輪バギーを手に入れ、四輪バギーを乗り出すために必要な手続きの情報についてまとめてみようと思います。
- 四輪バギー(atv)の免許
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四輪バギーは、原付免許やバイク免許では運転走行出来ません。道路交通法では、四輪バギー(atv)車両は普通車(ミニカー)扱いになるためです。ですから四輪バギーの運転に必要な免許は自動車普通免許(AT限定可)が必要になるのです。
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- 四輪バギー(atv)の登録
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四輪バギーを公道で乗るためには、市区町村役場にて第1種原付自転車ミニカー(水色ナンバー)で登録した後可能になりますが、それには諸制限がありますので注意が必要です。第一に、標準装備で保安装置(ヘッドライト、ストップランプ、ウィンカーなど)を装備している、総排気量が50cc以下の四輪バギーであること。第二に、役所に書類を提出します。四輪バギー登録に必要な書類は、販売証明書、印鑑、普通自動車の運転免許証、四輪バギーの車体番号のトレース、四輪バギーの仕様説明書、自賠責保険加入証書などです。書類さえ揃えて持っていけば、役所での登録には1時間程度で登録が可能となります。
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- 四輪バギー(atv)の保険
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四輪バギーに必要な保険には、一般の自動車と同様に自賠責保険と任意保険があります。ただし、乗用車に比べ四輪バギーに必要な自賠責保険・任意保険はかなりの低額となります。これは保険関係に関しては原動機付自転車と同様の扱いにされているからです。つまり、四輪バギーに必要な自賠責保険は、1年間で7500円程度と原付バイクと同じ金額です。また、任意保険に関しては、乗用車のファミリーバイク特約で付加することができます。乗用車の割引等級によって変わってきますが、10000円以下でおさまるのではないでしょうか。
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- 四輪バギー(atv)のその他の維持費
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四輪バギーのその他の維持費には、ガソリン代、オイル代、整備費用などがありますが。そして四輪バギーの維持費で、特筆すべきは、車検がないということですしょう。ですから通常の整備はきちんと行っておかなければなりませんが、車検という一番の高額な費用が四輪バギーには免れていることは注目に値するでしょう。燃費は1リッター15km程度は走りますし、オイルにしても原付のオイルを使用することができます。部品代などに関しても、原付バイクと同様の部品を利用できるものが多数ありますのでそんなに不自由することはないと思います。いずれにしても公道走行のために四輪バギーを購入するのであれば、四輪バギーを購入する前に輸入業者・販売店などに部品回りのアドバイスは受けておいた方が無難ではあります。
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四輪バギー(atv)のインプレッション
四輪バギーは、日本では、ホンダやヤマハ・カワサキなどもを製作販売していますが、排気量が50ccを超えるもの(110ccなど)であり、公道走行は残念ながらできません。ですから、四輪バギー公道走行は輸入車(中国製・韓国製など)に限られています。輸入されている四輪バギーの種類を挙げるなら、Avanti-V(アヴァンティー ファイヴ)、kw、ユナリ、バンシー、E-TON、kinroad、GONTA、ストリーク、spider、ADLY(アドリー)、APAX、POWER (アパックス パワー)などさまざまメーカーの 四輪バギーが出回っています。しかしながら、冒頭でも書きましたが、その台数はまだまだ少数であるといえると思います。四輪バギーは一人乗りのあくまでも趣味の乗り物と考えれば、爆発的な台数の増加というのは難しいということもあります。一方、原付バイクに替わる乗り物として考えられれば、ブレイクすることも充分にあり得ると思います。維持費がかからないなどかなり有利な点もあり、個人的には部品の供給がスムーズになって欲しいなどの面からも普及して欲しいところです。
最後になりましたが、四輪バギーの試乗走行時の体験・感想について書いてみます。 まず、制限スピードが速度表示でよいというので乗用車と同様に道路走行できます。原付のように右折の時などの2段右折などは必要ないです。また、やはり公道走行用四輪バギーの力からすると、坂道の力不足は否めません。一番の問題点としてあげるならば、(四輪バギーを所有する方が多く述べていますが)右折・左折などの曲がる時の感覚をつかむまでに多少の「慣れ」が必要だということだと思います。四輪バギーの中にはバックギアが付いていないものがありますが、個人的にはやはりバックギアの付いていない四輪バギーはお奨めできません。四輪バギーが小回りがあまり利かないという点を考慮すれば、バックギアは必要であると言えると思います。(予算的にはかなり圧迫することにはなりますが) また、四輪バギーはミニカー扱いですのでヘルメットは必要ないのですが、やはりノーヘル運転はかなり怖いです。安全面から考えてもヘルメットはきちんとかぶって四輪バギーの公道走行をした方がよいです。
四輪バギーについて聞いたこと、試乗させてもらったことをまとめてみましたが、この乗り物はやはり「すごい」という率直な感想を持ちました。それなりの車種を購入するとすれば、通販なり、販売店なりを経由して数十万円の出費になりますが、維持費が安いというのがいいと思います。手続きに関しても上記の手順を踏めば決して難しくないということが分かりました。これから四輪バギーの購入、公道走行を考えていらっしゃる方のお役に立てれば幸いです。